DEX(分散型取引所)おすすめランキング比較【2025年最新】

2025年に入り、仮想通貨市場はますます活発化しています。

しかし、国内の取引所では過去にハッキング被害が発生しており、資産を自分で管理できるDEX(分散型取引所)に注目するトレーダーも増えてきています。

そこで本記事では、DEXとCEXの違いやメリット・デメリットに加え、おすすめの分散型取引所ランキングや利用方法までをわかりやすく解説します。

初心者でも利用しやすいDEXも紹介していますので、仮想通貨を安全に運用したい方は参考にしてください。

なお、CEX(中央集権型の仮想通貨取引所)に興味がある方は「仮想通貨海外取引所ランキング！おすすめ比較15選」をご覧くださいね。

DEX(分散型取引所)のおすすめランキング比較一覧表

まず最初に、DEX(分散型取引所)のおすすめランキング比較の一覧表を掲載します。

DEX(取引所)	対応チェーン	取引手数料	最大レバレッジ	セキュリティ
edgeX (エッジエックス)	Ethereum Layer-2 (クロスチェーン入出金対応)	取引量に応じたティア制	最大100倍	StarkWare ZK-Rollup採用、監査報告あり
AsterDEX (アスター)	BNB Smart Chain、Ethereum、Solana、Arbitrumなど	テイカー0.035％、メーカー0.01％	最大1001倍(Proモード)	PeckShield、Salus等による監査済み
Hyperliquid (ハイパーリキッド)	独自L1チェーン(HyperEVM)	メイカー0.01％、テイカー0.035％	最大50倍	HyperBFTコンセンサス採用、第三者監査あり
Uniswap (ユニスワップ)	Ethereum、Arbitrum、Optimism、Polygon、Base、BSC、Avalanche、Celoなど	プールにより0.01%、0.05%、0.3%、1%	レバレッジなし(現物のみ)	複数の監査済み、MEV防御機能あり
PancakeSwap (パンケーキスワップ)	BNB Smart Chain、Solana、Ethereum、Base、Arbitrum、opBNB、Aptosなど	標準0.25%	最大250倍(Classic)、最大1001倍(Degen)	PeckShieldやSlowMistによる監査済み
Curve (カーブ)	Ethereum、Arbitrum、Optimism、Polygon、Fantom、Base、BNB、Avalancheなど	約0.04%(ステーブルコインプール)	レバレッジなし(現物のみ)	複数の監査済み、2023年攻撃後に強化
SushiSwap (スシスワップ)	Ethereum、BSC、Arbitrum、Optimism、Avalanche、Fantomなど	V2: 0.3%(LP0.25%、SUSHIホルダー0.05%)	レバレッジなし(現物のみ)	主要機能、スマコン監査済み

このように、対応チェーンや手数料は各社異なるので、自分に合ったものを選ぶようにしましょう。

DEX(分散型取引所)のおすすめランキング

早速、DEX(分散型取引所)のおすすめランキングを発表していきます。

まずは第1位のedgeX(エッジエックス)から見ていきましょう。

1位：edgeX(エッジエックス)

edgeX(エッジエックス)は、次世代型の分散型取引所(DEX)として注目を集めています。

最大の特徴は、取引速度と手数料の低さを両立させている点です。

従来のDEXでは処理速度の遅さやガス代の高騰が課題となっていましたが、edgeXは独自の仕組みによってこれらを大幅に改善し、ユーザーにとって快適な取引環境を実現しています。

さらに、ステーキング機能や報酬プログラムなど、取引以外の魅力も充実しており、トレーダーが資産を効率的に運用できる点も評価されています。

また、取引ツールもシンプルかつ直感的で、DEX初心者でも使いやすい設計になっているため、幅広い層の利用者から支持を集めています。

将来性や利便性の高さを考慮すると、現在最もおすすめできるDEXのひとつと言えるでしょう。

2位：AsterDEX(アスター)

AsterDEX(アスター)は、2025年に登場した分散型デリバティブ取引所で、特にパーペチュアル契約取引(満期日が設定されていない仮想通貨のデリバティブ取引)に強みを持っています。

BNB ChainやArbitrum、Ethereum、Solanaなど複数のブロックチェーンに対応しており、初心者向けの「シンプルモード」と上級者向けの「プロモード」の2種類の取引環境を提供しています。

さらに、ステーキングや独自ステーブルコインの発行、エアドロップなど多彩な機能が揃っており、デリバティブ取引に慣れたユーザーにも幅広く対応しています。

将来的にはさらなる流動性の向上も期待される注目のDEXなので、今のうちから使ってみてはいかがでしょうか。

3位：Hyperliquid(ハイパーリキッド)

 Hyperliquid(ハイパーリキッド)は、永久先物契約(満期なしの先物取引)に特化した分散型取引所(DEX)で、オンチェーンのオープンな金融システムを目指しています。

このDEXの強みのひとつは、100を超える銘柄ペアを取り扱っており、最大50倍という高レバレッジ取引が可能なことです。

ビットコインやイーサリアムなどのメジャー通貨だけでなく、マイナーな資産にもアクセスできる設計となっています。

このように、Hyperliquidはデリバティブ取引で高いレバレッジと流動性を求めるトレーダーに特に向いており、将来性を含めておすすめのDEXと言えるでしょう。

4位：Uniswap(ユニスワップ)

Uniswap(ユニスワップ)は、Ethereumブロックチェーン上で動作する有名なDEXで、誰でも自分のウォレットから直接トークンを交換できる仕組みを持っています。

従来の取引所のようにオーダーブックを使わず、流動性プールを活用して簡単にスワップ取引が可能です。

また、最新版のv3では、「集中的流動性」や複数の手数料設定が導入され、少ない資金でも効率よく流動性提供ができるようになりました。

Ethereum上で動作するため取引手数料が高くなる場合がありますが、それでも豊富なトークンや透明性の高さ、コミュニティの支持により、多くのユーザーに選ばれているDEXです。

5位：PancakeSwap(パンケーキスワップ)

PancakeSwap(パンケーキスワップ)は、BNB Smart Chain(旧BSC)上で動作する代表的な分散型取引所で、低い手数料と高速な取引処理が特徴です。

スワップ機能をはじめ、イールドファーミングやステーキング、宝くじやNFTマーケットプレイスなど、多彩なサービスを提供している点が魅力です。

特に独自トークン「CAKE」を活用することで、ステーキング報酬を得たり、プロジェクトのガバナンスに参加したりすることができます。

このように、PancakeSwapは低コストで多機能なDEXを利用したいトレーダーに特におすすめできる取引所といえるでしょう。

6位：Curve(カーブ)

Curve(カーブ)は、ステーブルコインや同種資産同士の交換に特化した分散型取引所で、低スリッページかつ低手数料の取引が可能な点で高く評価されています。

一般的なDEXでは価格変動や流動性の偏りによって取引効率が下がることがありますが、Curveは独自のアルゴリズムを導入することで安定的なレートでのスワップを実現しています。

特にUSDT、USDC、DAIといった主要なステーブルコインの取引を希望するトレーダーにとっては、非常に利便性の高いプラットフォームなのでおすすめです。

主要な銘柄を低コストで交換したい方は、是非Curveを利用してみてください。

7位：SushiSwap(スシスワップ)

SushiSwap(スシスワップ)は、Uniswapをベースに誕生した分散型取引所で、マルチチェーン対応と豊富な機能性によって成長してきました。

Ethereumをはじめ、PolygonやAvalancheなど複数のチェーンで利用でき、幅広いユーザーにアクセスしやすいのが特徴です。

また、取引機能だけでなく、ステーキングやイールドファーミング、レンディングなどDeFiサービスを包括的に提供している点も魅力となっています。

このように、ユニークなサービス展開と利用者コミュニティの強さから、SushiSwapは依然として人気の高いDEXのひとつに数えられています。

DEX(分散型取引所)とは？

DEX(分散型取引所)とは、ブロックチェーン上のスマートコントラクトを活用し、仲介者を介さずにユーザー同士で直接仮想通貨を取引できる仕組みを備えた取引所のことです。

従来の中央集権型取引所(CEX)とは異なり、口座開設や本人確認が不要で、ウォレットを接続するだけで利用できるのが特徴です。

また、利用者は資産を自分で管理しながら取引できるため、透明性が高く、プライバシーを重視するユーザーにも支持されています。

現在ではedgeXやUniswap、PancakeSwapといった代表的なDEXが登場し、仮想通貨市場において重要な役割を担っています。

CEXとDEXの違いは？

CEX(中央集権型取引所)とDEX(分散型取引所)の大きな違いは、「資産の管理方法」と「取引の仕組み」の2点です。

CEXでは運営企業がユーザーの資産を預かり、取引を仲介する仕組みを採用しているので、初心者でも使いやすく、サポート体制や日本円入金などの利便性が整っています。

これによりDEXのほうが透明性や自由度は高まりますが、自己管理の責任が伴い、法的保護やカスタマーサポートが受けにくい点には注意が必要です。

CEX(分散型取引所)についてもっと詳しく知りたい方は「仮想通貨のDEX(分散型取引所)とは？メリットやデメリット・おすすめの取引所を解説」を参考にしてください。

DEX(分散型取引所)のメリット

続いて、DEX(分散型取引所)のメリットについて解説します。

DEXを利用するか悩んでいる方は是非参考にしてください。

自己管理と高いセキュリティを両立

DEXでは、ユーザー自身が仮想通貨を保管するウォレットを管理し、そのまま取引に利用できます。

CEXのように取引所へ資産を預ける必要がないため、万が一のハッキングや運営会社の破綻による資産流出リスクを軽減できる点が大きなメリットです。

このように、資産を自分の手で管理しながら、透明性とセキュリティを兼ね備えた環境で取引できるのが、DEXならではの強みです。

取り扱い通貨が豊富

DEXの大きな魅力のひとつが、取り扱い通貨の豊富さです。

CEXでは上場審査を通過した限られた銘柄しか取引できませんが、DEXでは新規プロジェクトのトークンや草コインと呼ばれるマイナー銘柄まで幅広く取り扱われています。

そのため、他の取引所では入手できないトークンをいち早く購入できるチャンスがあります。

ただし、自由度が高い反面、信頼性の低いトークンも存在するため、取引前には十分なリサーチを欠かさないようにしましょう。

稼げる手段が多い

DEXでは、単純なトークンの売買だけでなく、資産を活用して稼ぐ方法が複数用意されています。

例えば、流動性提供(Liquidity Provision)によって取引手数料の一部を報酬として受け取ることができ、ステーキング機能を活用すれば保有トークンを増やすことも可能です。

このように、DEXではトレードだけでなく、資産を積極的に働かせて収益を得る多様な手段が用意されているのが特徴です。

仮想通貨規制とKYC不要のアクセス

DEXは中央管理者が存在しないため、ユーザーはKYC(本人確認)を行わずにすぐに取引を始められます。

つまり、国や地域の規制に縛られず、世界中どこからでもアクセス可能ということです。

ただし、規制の枠外で利用できる反面、自己責任で取引や資産管理を行う必要があるので、リスクを理解したうえで利用しましょう。

DEX(分散型取引所)のデメリット

一方、DEX(分散型取引所)には以下のようなデメリットもあります。

デメリットを正しく理解したうえでDEXを利用するか決めましょう。

利用・管理は自己責任

DEXではユーザー自身がウォレットを管理し、取引もスマートコントラクトを通じて自分で行います。

つまり、資産の紛失や操作ミス、パスワード・秘密鍵の漏洩などはすべて自己責任ということです。

自己管理能力とDeFiの基礎知識が求められるため、慣れていない場合は十分な学習や小額での練習取引から始めるようにしましょう。

操作が難しいこともある

DEXは高度な取引機能や機能豊富な操作画面を備えている場合が多く、初心者にとっては操作しにくいと感じることもあります。

特にウォレットの接続やスワップ、流動性提供、ステーキングなどは正しく理解しないと使いこなせないので、慣れるまで時間がかかることもあるでしょう。

加えて、トランザクション手数料やスリッページの設定、チェーン間の切り替えなど、取引時に注意すべき細かい操作が多いため、操作ミスによる損失リスクも存在することも覚えておきましょう。

DEX(分散型取引所)の選び方

メリット・デメリットを理解したところで、DEX(分散型取引所)の選び方を紹介します。

順番に解説していくので、どのDEXを利用するか悩んだら参考にしてください。

セキュリティ・安全性

DEXを選ぶ際には、まずセキュリティや安全性を重視しましょう。

特にスマートコントラクトの監査状況や過去のハッキング事例の有無を確認し、信頼性の高いプラットフォームを選ぶようにしてください。

これにより、自己責任のDEXも取引リスクを最小限に抑えながら利用できますよ。

取引手数料・コスト

DEXを選ぶ際は、取引手数料やガス代などのコストにも注目する必要があります。

利用するDEXによってスワップ手数料や流動性提供時の報酬構造が異なるため、利用頻度や取引額に応じて最適なDEXを選ぶようにしてください。

コストを把握したうえで取引することで、効率的に資産運用を行いやすくなるでしょう。

取り扱い通貨数・流動性

DEXを選ぶ際は、取り扱い通貨の種類や流動性の高さも重要なポイントです。

通貨ペアが豊富であれば、希望するトークンの取引が可能になり、アルトコインや新規トークンへのアクセスも広がります。

特に流動性プールが充実しているプラットフォームを選ぶことで、安定した取引環境を確保でき、効率的な資産運用が可能になりますよ。

DEX(分散型取引所)の始め方・使い方

続いて、DEX(分散型取引所)の始め方・使い方について紹介します。

edgeXを例に、実際の画像付きで紹介するのでぜひ参考にしてください。

①国内取引所で仮想通貨を購入

まず、国内の仮想通貨取引所でビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨を購入します。

DEXでは直接日本円で入金できないため、国内取引所を経由して仮想通貨を用意する必要があります。

少額から始めることで、リスクを抑えつつ取引に慣れることができますよ。

②ウォレットを準備

DEXを利用するには、自分の資産を管理できる仮想通貨ウォレットが必要です。

MetaMaskやTrust Walletなど、EthereumやBSCなど複数のチェーンに対応したウォレットを選ぶと便利です。

なお、ウォレットを作成した後は秘密鍵やシードフレーズは必ず安全に保管しましょう。 

③仮想通貨をウォレットに送金する

国内取引所で購入した仮想通貨を、自分のウォレットに送金します。

送金手数料やネットワークの混雑状況に注意し、まずは少額でテスト送金を行うと安心です。

正しいアドレスに送金しないと資産が失われるリスクがあるため、十分確認してください。

④ウォレットをDEXに接続

ウォレットの準備と送金が完了したら、edgeXなどのDEXの公式サイトにアクセスしてウォレットを接続します。

接続後は、スワップや流動性提供、ステーキングなどの取引を行うことができます。

取引の際は手数料やスリッページを確認し、慎重に操作しましょう。

DEX(分散型取引所)に関するよくある質問

最後に、DEX(分散型取引所)に関するよくある質問に回答していきます。

疑問を解決したうえでDEXの利用を始めてくださいね。

DEXは違法ですか？

基本的にDEX自体は違法ではありませんが、日本国内では規制対象外のサービスも多く、利用者は自己責任での取引が求められます。

違法性よりも、安全性やリスク管理に気を付けて利用しましょう。

DEXとは何ですか？

DEX(分散型取引所)とは、ブロックチェーン上でスマートコントラクトを用い、中央管理者なしでユーザー同士が直接仮想通貨を取引できる取引所のことです。

口座開設不要で誰でも利用でき、資産は自分のウォレットで管理されます。

透明性が高く、プライバシー重視の取引に向いています。

DEX取引所は日本でも使える？

はい、ウォレットとインターネット環境があれば、日本からでも利用可能です。

ただし、日本円での直接入金や日本語サポートがない場合が多い点には注意が必要です。

利用する際は手数料や取引方法を事前に確認しましょう。 

仮想通貨DEXランキングは？

代表的なDEXには、Uniswap、PancakeSwap、Curve、SushiSwap、Hyperliquid、edgeX、AsterDEXなどがあります。

ランキングは取引量や流動性、取り扱い通貨数、ユーザー評価などを基準に作られることが多いので、目的や使いやすさに応じて、自分に合ったDEXを選びましょう。

まとめ

本記事では、仮想通貨のDEX(分散型取引所)の特徴やCEXとの違い、メリット・デメリット、さらに使い方まで幅広く解説しました。

DEXは中央管理者を介さずに、ユーザー同士が直接仮想通貨をやり取りできるプラットフォームです。

スマートコントラクトを利用することで、安全性を保ちながら低コストで取引できるようになっています。

また、ブロックチェーン上で運用される仕組みは、従来の中央集権型取引所(CEX)やP2P取引とは異なる特徴を持っています。

さらに、取引手数料を抑えられる取引所のキャンペーン情報も併せて確認しておくと、より効率的に取引を始められますよ！