海外仮想通貨取引所のメリットとデメリットを紹介！日本国内取引所との違いは？

海外の仮想通貨取引所には国内取引所には無い多くのメリットがあります。

例えば、1,000種類以上の仮想通貨を最大100倍以上のレバレッジで取引できる点や、ゼロカットの採用により追証なしの低リスクで取引できる点です。

一方で、メリットが多い海外仮想通貨取引所には、利用時の注意点やデメリットも存在します。

この記事では、海外仮想通貨取引所のメリットやデメリット、国内取引所との違いを紹介します。

海外仮想通貨取引所のメリットやデメリットが気になる方は、ぜひ参考にしてください。

なお、今すぐ海外取引所で仮想通貨を取引したい方は、「海外仮想通貨取引所おすすめ比較ランキング10選」を参考にしてくださいね。

海外仮想通貨取引所とは？特徴や国内取引所との違い

まず初めに、そもそも海外仮想通貨取引所(海外取引所)とは何なのか。特徴や国内取引所との違いを解説します。

海外取引所の基本的な特徴

海外仮想通貨取引所には、以下の特徴があります。

上記の特徴により、海外取引所は多くのトレーダーに利用されています。

国内取引所との主な違い

海外仮想通貨取引所と国内取引所の違いを以下にまとめました。

項目	海外取引所	国内取引所
取扱銘柄数	数百〜数千種類	数十種類程度
レバレッジ上限	100倍以上	2倍まで
取引手数料	低め（0.1%前後）	やや高め（0.1〜0.3%）
日本語サポート	一部対応	完全対応
金融庁の規制	対象外	対象

このように、海外取引所は取引の自由度が高く、コスト面でも優位性があります。

一方で、規制面やサポート面で懸念される点があります。

海外取引所はCEXとDEXの2種類が存在

海外仮想通貨取引所は、大きく分けて中央集権型取引所（CEX）と分散型取引所（DEX）の2種類があります。

CEX（Centralized Exchange）	DEX（Decentralized Exchange）
運営会社が存在し、取引の管理や資産の保管を行う	ブロックチェーン上で直接取引が行われる
高い流動性と使いやすさが特徴	中央管理者が存在せず、高い匿名性と自己管理が可能
例：Bybit、MEXC、Bitget	例：Uniswap、PancakeSwap

CEXは初心者に、DEXは自己管理に慣れた上級者に向いています。

仮想通貨投資を始める際は、上記の違いを理解し、自身に合った海外取引所を利用するようにしましょう。

海外仮想通貨取引所を利用するメリット

海外仮想通貨取引所には、トレーダーにとって魅力的なメリットが多いです。

メリットを有効活用することで、仮想通貨投資の可能性を大きく広げることができます。

各メリットの詳細を順番に見ていきましょう。

メリット①：取り扱い銘柄が多い

海外仮想通貨取引所のメリットの一つは、取り扱い銘柄の多さです。

国内取引所が数十種類程度の仮想通貨を扱うのに対し、海外取引所では数百から数千種類の仮想通貨を取引できます。

例えば、MEXCでは2,500種類以上の仮想通貨が取引可能で、投資の選択肢が大幅に広がります。

メリット②：高いレバレッジ取引が可能

海外仮想通貨取引所では、国内取引所の上限である2倍を大きく上回るレバレッジ取引が可能です。

取引所	最大レバレッジ
Bybit	100倍
Bitget	125倍
MEXC	200倍

ただし、高レバレッジ取引にはリスクも伴うため、適切なリスク管理が不可欠です。

メリット③：低い手数料で取引可能

海外仮想通貨取引所は、国内取引所と比較して取引手数料が低いです。

これにより、取引回数が多いトレーダーはコストを大きく抑えることができます。

取引所	現物取引手数料（Maker/Taker）
Bybit	0.005%～0.1% / 0.015%～0.1%
MEXC	0% / 0.02%
Bitget	0.1% / 0.1%

メリット④：ボーナスやキャンペーンが豊富

海外仮想通貨取引所では、豪華なボーナスやキャンペーンが多く用意されています。

これらを活用することで、投資の初期資金を増やしたり、取引のリスクを軽減したりすることができます。

例えば、Bybitでは最大25,000円の口座開設ボーナスと最大3万ドルの入金ボーナスが用意されています。

海外仮想通貨取引所のボーナスキャンペーンについては「仮想通貨を入金・口座開設ボーナスで取引できる海外取引所」で詳しく解説しているので参考にしてください。

メリット⑤：ゼロカットで追証が発生しない

海外仮想通貨取引所では、ゼロカットシステムが採用されていることが多いです。

これにより、レバレッジ取引で損失が発生しても、投資額以上の損失（追証）が発生することはありません。

このシステムにより、投資家は自身の資金範囲内でより積極的な取引戦略を取ることができます。

海外仮想通貨取引所を利用するデメリット

海外仮想通貨取引所には多くのメリットがある一方で、デメリットも存在します。

海外仮想通貨取引所のデメリットを理解し、安全に利用しましょう。

各デメリットを順番に解説します。

デメリット①：金融庁の認可がない

多くの海外仮想通貨取引所は、日本の金融庁から正式な認可を受けていません。

これには以下のようなリスクが伴います。

例えば、2023年にBinanceが日本からの新規登録を停止したように、海外取引所の利用条件が突然変更される可能性があります。

デメリット②：日本語サポートの不足

海外仮想通貨取引所では、日本語サポートが整っていないケースもあります。

これは以下のような問題につながる可能性があります。

項目	影響
取引画面の理解	誤操作のリスク増加
サポート対応	問題解決に時間がかかる
重要なお知らせ	情報の見落としの可能性

ただし、BybitやBitgetなど、一部の海外取引所では日本語サポートの充実に力を入れています。

デメリット③：日本円での入出金の制限

多くの海外仮想通貨取引所では、日本円での直接的な入出金ができません。

日本円を入金する場合、まず国内取引所で仮想通貨を購入し、それを海外取引所に送金する必要があります。

デメリット④：セキュリティリスクへの懸念

海外仮想通貨取引所は、国内取引所と比較してセキュリティ面での懸念が大きい場合があります。

過去には、2014年のMt.Gox事件や2019年のCoincheck事件など、大規模な仮想通貨流出事件が発生しています。

海外仮想通貨取引所を利用する際は、上記デメリットを十分に理解し、適切なリスク管理するようにしましょう。

メリットが多いおすすめの仮想通貨海外取引所

海外仮想通貨取引所の中でも、特に日本ユーザーにメリットが多く、使いやすい取引所をいくつか紹介します。

以下の取引所は、セキュリティ、取扱銘柄数、手数料などの面で優れた特徴を持っています。

Bybit

Bybitは、世界最大級の利用者数を誇る海外仮想通貨取引所です。

以下の特徴から、日本人ユーザーにも人気があります。

Bybitの取引手数料

取引タイプ	Maker手数料	Taker手数料
現物取引	0.005%～0.1%	0.015%～0.1%
先物取引	0.0%～0.02%	0.025%～0.055%

MEXC

MEXCは、2,500種類以上の仮想通貨を取り扱う、銘柄数世界一の取引所です。

主な特徴を以下にまとめてます。

MEXCの取引手数料

取引タイプ	Maker手数料	Taker手数料
現物取引	0%	0.02%
先物取引	0%	0.01%

Bitget

Bitgetは、コピートレードが人気の海外仮想通貨取引所です。

主な特徴を以下にまとめてます。

Bitgetの取引手数料

取引タイプ	Maker手数料	Taker手数料
現物取引	0.1%	0.1%
先物取引	0.014%	0.042%

Bitmart

Bitmartは、NFT取引にも力を入れている海外仮想通貨取引所です。

主な特徴を以下にまとめてます。

Bitmartの取引手数料

取引タイプ	Maker手数料	Taker手数料
現物取引	0.02%～0.1%	0.02%～0.1%
先物取引	0.02%	0.06%

上記の海外仮想通貨取引所は、それぞれにメリットがあり、利用目的に合わせて使い分けるようにしましょう。

海外仮想通貨取引所の口座開設方法

海外仮想通貨取引所の口座開設は「国内取引所と比べて難しそう。」と感じるかもしれませんが、以下の手順を踏めば簡単に開設できます。

新規登録・口座開設

海外仮想通貨取引所のウェブサイトにアクセスし、以下の手順で新規登録を行います。

この段階で、二段階認証の設定を求められる場合がありますが、セキュリティ向上のため、必ず設定しましょう。

本人確認(KYC)を行う

多くの海外仮想通貨取引所では、本人確認（Know Your Customer: KYC）手続きが必要です。

KYCの承認には通常1〜3営業日程度かかります。

承認されると、取引や入出金が可能となります。

入金して取引を開始する

KYCが承認されたら、口座に資金を入金して取引を開始できます。

海外仮想通貨取引所での入金方法を以下にまとめました。

入金方法	特徴
仮想通貨送金	他の取引所やウォレットから直接送金
クレジットカード	即時反映だが手数料が高い
銀行送金	一部の取引所のみ利用可能で、反映に時間がかかる
P2P取引	個人間で仮想通貨を売買。手数料が安い

一般的に、国内取引所で仮想通貨を購入し、海外取引所に送金することが多いです。

入金が完了したら、取引画面から希望する仮想通貨ペアを選び、取引を開始できます。

海外取引所での仮想通貨トレードのポイント

海外仮想通貨取引所で効率的にトレードするためには、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。

以下に主なポイントを解説します。

適切に取引銘柄(通貨ペア)を選ぶ

海外取引所では多くの仮想通貨が取引可能ですが、全ての銘柄に投資する必要はありません。

以下の点を考慮して、自分に適した通貨ペアを選びましょう。

初心者の場合はBTC/USDTやETH/USDTなど、メジャーな通貨ペアから始めることをおすすめします。

レバレッジ取引のリスク管理を徹底

海外取引所の魅力である高レバレッジ取引は、大きな利益を得る可能性がある一方で、リスクも高くなります。

以下のポイントを押さえてリスク管理を行いましょう。

ボラティリティを活用した取引

仮想通貨市場は株式市場と比べてボラティリティが高いです。

ボラティリティを活用するためのポイントは以下にまとめました。

分散投資もおすすめ

投資先を分散することでリスクを軽減できます。

海外仮想通貨取引所での分散投資の方法には以下があります。

例えば、BitgetではDeFiサービスも提供しており、取引だけでなく運用も含めた分散投資が可能です。

これらのポイントを押さえることで、海外仮想通貨取引所でのトレードをより効果的に行うことができます。

仮想通貨の海外取引所に関連するよくある質問

海外仮想通貨取引所の利用に関して、多くの初心者の方々が疑問を持っています。

以下では、よくある質問とその回答を紹介します。

海外取引所を日本人が利用するのは違法？

日本人が海外仮想通貨取引所を利用すること自体は違法ではありませんが、いくつか注意点があります。

利用する際は、取引所の信頼性を十分に確認し、自己責任で利用するようにしましょう。

海外取引所のボーナスの受け取り方は？

海外仮想通貨取引所のボーナスは、通常以下の手順で受け取ることができます。

Bybitでは口座開設後に最大25,000円相当のボーナスを受け取ることができます。

海外取引所でのハッキング被害は補償される？

ハッキング被害の補償については、取引所によって対応が異なります。

対応	説明
全額補償	ユーザーの過失でない場合、全額補償する取引所もある
一部補償	被害額の一部のみ補償する場合がある
補償なし	利用規約で補償しないと明記している取引所もある

Bitgetは最大2億円までのセキュリティ資金を確保し、ユーザーの資産を保護しています。

日本の銀行から直接入金できる海外取引所はある？

ほとんどの海外仮想通貨取引所では、日本の銀行からの直接入金はできません。

そのため以下の方法で入金するようにしましょう。

Bybitでは日本円でのP2P取引が可能で、比較的低コストで日本円を仮想通貨に交換できます。

海外取引所のおすすめの使い方は？

海外仮想通貨取引所の効果的な使い方を以下にまとめました。

MEXCは新規上場銘柄が多いため、新興仮想通貨への投資に適しています。

海外取引所のメリットやデメリットを簡単に教えて

海外仮想通貨取引所のメリットとデメリットを簡潔にまとめました。

メリット	デメリット
豊富な取扱銘柄	金融庁の認可なし
高レバレッジ取引	日本語サポート不足
低手数料	日本円での直接入出金困難
豊富なボーナス	セキュリティリスク
先進的な取引機能	法的保護が限定的

これらのメリットとデメリットを理解した上で、自身の投資スタイルに合った取引所を選ぶようにしましょう。

まとめ

海外仮想通貨取引所は、日本のトレーダーにおすすめのプラットフォームです。

本記事で解説したように、豊富な取扱銘柄や高レバレッジ取引、低手数料など、多くのメリットがあります。

主な海外仮想通貨取引所のメリットを再度まとめました。

一方で、金融庁の認可がないことや、日本語サポートの不足、セキュリティリスクなどのリスクもあるので、十分に理解した上で投資するべきです。

おすすめの海外仮想通貨取引所として、BybitやMEXC、Bitget、Bitmartなどを紹介しましたが、投資の利用目的に合わせて取引所を選びましょう。

最後に、海外仮想通貨取引所の利用する際は、十分な知識を身につけ、リスクを理解した上で慎重に取引を行いましょう。

仮想通貨市場は急速に発展し続けており、海外取引所もそれに合わせて進化しています。

本記事の情報を参考に、自身に適した海外取引所を見つけ、効果的な仮想通貨投資を実践してください。